プシュケ

きらめきをありがとう!

ジャス民がうっかりKinKi Kidsにハマってしまった話

菊池風磨に捧げると思っていた2016年、夏。確かに深町と儚い甘酸っぱい夏を終えたと思っていたが、まだ夏は、いや、20周年イヤーが始まったばかりだった。

伏線はあった。そもそもが、2015‐2016のカウントダウンコンサート。そこで見た、「やめないで、PURE」がめちゃくちゃかっこよくて、何回も見た。これを見たときに、KinKi Kidsのコンサートってこんな感じなのかな?となんとなく思っていた。あと、二人の夢物語が最高だった。あんな暗い夢物語聴いたことない。最高だった。

さらに後押しとなったのが、友人の存在だ。いつもブンブブーンの話を呟いているものだから、私も番組を視聴するようになった。時たま、ゲストが間に入れないほどの仲の良さを見せつけてくる30分間。恐れながら、かなりやりとりは微笑ましいものがある。生まれてはじめてKinKi Kidsをちゃんと見てなんなんだろうこのおじさんたちはかわいいぞと思った番組である。とにかくトークのテンポ感が好きだし、時折剛くんを見てはニコニコ笑ってる光一くんがかわいいなあとか、剛くんの笑いは好きだなあぐらいの感覚で、キンキが出てるから見てるというわけではなく、普通に好きなバラエティ番組として毎週録画して見ていた。

ほかにもある。2月に、Kコンの2nd movementを見た。楽曲は、聴いたことがあったり、ジャニーズJr.が踊っているのを見たことがあったので、本家がどんな感じなのか知りたくて友人にKコンを部分的に見せてもらった。そこでまず、知ってしまった。「あれ?キンキってこんなにかっこいいの?」やはり、Jr.が歌うとそこには幼さがあったりするもので、また別の楽曲のように聞こえたり見えたりしてしまっていたようだ。だから、あんな大人な2nd movementはまったくの別ものに見えた。いや、本家なんだけれども。スワンソングなんかもそうで、一発めぇの時に、西畑大吾ら4人が披露していたのが記憶に新しい。(ついでに白状すると、私はキンキのスワンソングを聞くまで、この曲は爽やかな青春ソングだと思っていた。最近悲恋の曲だと知った)

 

King・KinKi Kids 2011-2012 【Blu-ray】

King・KinKi Kids 2011-2012 【Blu-ray】

 

 

たくさんのJr.たちに披露されるKinKi Kidsの楽曲。たくさん知っているのにライブをよく知らなかった。そこで家に唯一あったキンキDVDは、2006年に発売された、iDの特典DVDだった。

 

 

再生してみると、MVのほかにライブ映像の「SNOW!SNOW!SNOW!」があった。これが"ふたりぼっち"か…。っていうかライブのほうが歌うまい…。思わず何度も何度も見てしまったし、この頃には中古でDVDを探していた。でも去年MコンDVDが出たのが8月。恐らく乙コンも8月だろうと予想して、少し踏みとどまっていた。それに、パリピポが出たこともあり、少しだけ興味は薄れつつあった。(パリピポ最高だったよ!お気に入りはToxic Loveだよ!!)

そしてあの日がきた。櫻井氏司会のMUSIC DAYだ。その前に、ラジオで新曲の初OAは聴いていて、めっちゃかっこいいなあキンキ~さすがだな~イエモン作ったの?ジャケットあのブンブブーンで撮った斎藤工の写真?すごい豪華だなあなんて思っていた。そして、衝撃を受けた。

MUSIC DAYは昼間からはじまり何部かにわかれた番組構成で、KinKi Kidsはゴールデンタイムのトップバッターだった。「フラワー」、新曲・「薔薇と太陽」を歌う2曲のメドレー。フラワーでぼくらは愛の花咲かせてて、さすがKinKi Kids。唯一無二の空気感。後ろ振り返って歩き始めたら歩幅まで揃ってる。こわい。やはり名曲だな~なんて思いつつ口ずさみながら見ていた。そしていよいよ打ちのめされる瞬間がきた。お?片側ダンサーいる?で、もう片方にバンド??

~~イントロ~~

!?!!???!?!!!!?!?!

あとから知りましたが、どうやら多くの方がこの薔薇と太陽のパフォーマンスにはやられたようで!いやあれはやられるよね!!超絶かっこよかった!!!

片方が楽器を弾き、片方が踊る。まったく別のことをしているのにこんなにも違和感のないパフォーマンス。すごい。かっこよすぎる。どういうことなの。状況が理解できず、録画していたので思わずすぐに巻き戻した。ジャニーズWESTSexy Zoneが出るまでの間、ひたすらリピートしてた。シャルドネの破壊力半端ねえよ。かっこいいかっこいいめっちゃかっこいいの繰り返しで、その後の担当たちを見ても正直予想をはるかに超える興奮がなくて、完全に心はシャルドネに持っていかれてた。

その後の音楽番組で何度も披露される薔薇と太陽。全部録画した(個人的に一番好きだったのがMUSIC FAIR。はじめて二番が歌われたからっていうのもあるけど光一くんが前髪あげてるのが最高だった)。そしてようやく薔薇と太陽フラゲ日。見たくて仕方なかったMVだったので、初回限定盤Aを購入(初回Bは、特典の内容が正直ハードルが高そうだと思ってやめてしまった。買えばよかった)。

最高だった。久しぶりにこんなにかっこいいMVを見た。完全に大人の色気にやられてしまった。なんっかいも見た。カットも好きだし、何よりやっぱり二人の構図が凄まじく好きで、おかしいな私?どうした?と思いながらも憑りつかれたように見て聞いてばらたいばっかり味わっていた。

そうして一か月弱。ついに乙コンDVDが発売になる。

 

 

予約をしていなかったのは本当に馬鹿だが、初回仕様の通常盤BDを無事購入。そして視聴。完全にファンになりました。

OP、まるで進撃の巨人か?と思わせるおどろおどろしいオーケストラ演奏で巨大な扉から登場したのはKinKi Kidsだった。まずその豪華さに圧倒され、正直、デビュー3年目に入ったジャニーズWESTとはお金の使い方が違った。規模も違った。20年トップで走り続けてきた先輩は偉大だった。すごい。そして今回はバックにJr.をつけない、本当に二人だけのステージ。このふたりぼっちがまた最高である。セットリストも、ほとんど知っている曲ということもあってか、私の知ってる〇〇じゃない…?というのが何曲かあった。もちろんいい意味で!!

年始に乙コンのレポを読んで気になっていて、WSでも見かけたやめピュアの渋滞は恐ろしく可愛かった。ブラスバンドからつながる「情熱」。あんなシュールな演出やっちゃうの!?と思い、まさに私の知らない情熱があった。ポスター飾りました。「Misty」と「Kissからはじまるミステリー」のふたりぼっち踊り続けるムービングステージ。最高。もうあげはじめたらキリがない。

 

コンサートDVDを買うのは物凄く勇気のいることだと、個人的には感じている。コンサートに実際に行って見て体感するのと、その映像を自宅で見るのとではやはりファンじゃないと楽しめないものではないのだろうか?というのが私の考えだ。ファンなら演出どうのこうのより、好きな人が出ていれば、曲が好きならば、大体楽しめるものだと思っている。だから、こんなちょっとジャニオタなぐらいのにわかが買ったところでちゃんと楽しめるのだろうかと思っていた。いま思えば完全に大先輩KinKi Kidsをなめていたのである。大変申し訳ありませんでした。そんなビビっていた私の心配は杞憂でした。アイドルであり、アーティストであり、エンターテイナーであり、やはり20年、トップで走り続けている二人だった。歌唱力、ダンス、ビジュアル、すべてに惚れ惚れしてしまった。そして完全に惚れてしまった。

20年目に突入というこのタイミングは、幸か不幸かわかりませんが、完全にファンになってしまったので、これから皆さまと共にお二人を応援していきたいと思います。とりあえず、MコンのDVDを買おうと思った次第です。20周年、おめでとうございます!!!長年応援しているファンの皆様にとっても、KinKi Kidsのお二方にとっても、素晴らしい20周年イヤーになりますように!